日経平均株価 Nikkei Stock Average 2004 10 4
日経平均株価が上昇して、うれしいけれど、
チャートでは、大きく「窓」を開けてしまいました。
窓が開く時とは、全員が同一行動をした時です。
「窓」には、法則があります。
開けた「窓」は、必ず埋められるか、
あるいは、「窓」が支持ゾーンとなるか。
こうした問題が発生しないように、
前日の終値付近から始まってほしかった。
どうして、こうも極端なのか。
数日前までは、優良銘柄までも、理由もなく、ひたすら下げ続けていました。
今度は、団体行動のような、窓を開けての急上昇です。
どうも、みんなの気持ちの中には、
「赤信号、みんなで渡れば大丈夫」という理屈があるのでしょう。
しかし、これでは、危険です。
相場が一方通行になってしまいます。
「赤信号、みんなで渡れば大丈夫」は、乗用車ならば問題ないでしょうが、
相手がダンプカーならば、全員死亡です。
最近の相場は、
「お前は、そう言うが、俺は、こう判断した」というものがなくて、
誰かが走り出すと、みんな、その後についていってしまう相場です。
最近の海外旅行は、個人旅行が多いと聞きますが、
株式市場では、相変わらず、団体旅行です。